イントロダクション

「介護食コンサルタント」を目指そう

この講座は「介護食コンサルタント」になるために介護食のみならず、介護における心構えや注意点、相手の状態に合わせた介護方法など、様々な面から見た介護について学んでいき、お互いに良い関係を築き上げていける介護を目指してもらいます。

現代の日本では少子高齢化が問題視されており、年々国民が高齢化の一途をたどっています。そしてお歳を召していくと体の衰えが激しくなっていき、日常生活がままならなくなっていきます。そうなると介護の手が多く必要となって来るのは明白です。

ケア施設で介護する人、自宅で介護する人と、行う場所は様々ですが、意思疎通がうまくいかなかったり、体が言う事を聞いてくれなかったりと様々な問題が浮上し、介護を苦痛に感じてしまう人は少なくありません。

それ故に介護職を辞めてしまう人も多数おり、介護職は常に新しい職員を欲しています。

介護

しかしだからといって、何も知らない状態で介護を始めたところでうまくいくわけがありません。

介護を行うためにはまずは相手とのコミュニケーションをとる事が最も重要となり、そこから相手に合わせた介護方法や介護食の調理、食べ方など多くの項目を学ばなくてはなりません。

『多くを学ばなければならない』と聞いて、やる気が削がれてしまった人もいらっしゃるでしょうが、そこまで気落ちする必要はありません。なぜならこれらの学んだことは何かしらの形で応用することが可能だからです。

たとえばこの講座で中心的に学習する介護食を理解していくためには、食べ物の栄養相手に合わせた調理法を学んでいくこととなります。すると介護食以外にも栄養学が必要となる分野は多数あり、調理法を知っておけば飲食店での勤務はもちろんの事、家庭での調理の幅が広がります。

このように、理解を深めることで今までの調理過程がより洗練され、自身の料理の腕が上がることで気力も体力も満たされた状態で介護を行うことができます。

もし現在、介護と関係なかったとしても、齢を重ねていく上で老化は必ず訪れ介護を必要とする年代へと変わっていきます。今は『相手の為の介護』を学んだとしても、『自身の為の介護』への対応も可能となるので、学んでおいて損はありません。

勉強することへの不安

a1640_000213

勉強をする際に、「難しい内容じゃないかな?」「本当に役に立つのか心配」など、様々な不安を感じるかもしれません。

たしかに介護を行う際には多くの知識が必要ですし、それを実行したとしても相手が100%満足してくれるかというとそうとは言い切れません。しかし学習する内容は体に関する項目が多く含まれるため身近に感じやすく、心を込めて行えば相手は100%以上の満足感を得てくれます。

たとえ様々な困難が待ち受けていようと、まずは1歩踏み出して学習してみましょう。

「介護食コンサルタント」とは

介護を求める人たちに健康な食事を与えたい

少しでも元気に長生きしてもらいたい

介護を通して多くの人の支えになりたい  etc.

このような考えが生まれたり上記の説明で少しでも興味がわいた方には、ぜひ勉強していただきたい内容です。ここで得た知識は家族にはもちろん、ケア施設や病院など多くの場所で就職への手助けになります。

皆さんの生活の一助となる、「介護食コンサルタント」の資格を有効活用していきましょう。